栃木県オリジナルのナシ「にっこり」の重さを競う「にっこり大玉コンテスト」が28日、宇都宮市の県JAビルで初開催された。初代の最優秀大玉賞には1875グラムのにっこりを出品した栃木市の井上俊輔(いのうえしゅんすけ)さん(36)が選ばれた。
にっこりは大きいほど味が良くなるとされ、大きさが特徴のにっこりのブランド力を向上させようと、とちぎ農産物マーケティング協会が企画した。
県内各地の生産者41人が出品。審査員がナシの重量を測定し、入賞者10人を決定した。にっこりは1キロでも大玉とされ、輸出先のタイ、マレーシアなどでも好まれているという。
審査委員長を務めた同協会の山本聖(やまもとさとし)果樹部会長は「大きく品質の良いナシがそろった。次回は2キロ超えも期待したい」と評価した。
入賞の10点は11月5日、宇都宮市の東武宇都宮百貨店の特設会場で展示。一部の入賞作品が当たる抽選会などを予定する。