ねんりんピックへ結団式 栃木県選手団が健闘誓う 3年ぶり開催

結団式で選手宣誓する薄井さん(中央)=19日午後、宇都宮市野沢町

 神奈川県で11月12~15日に開かれる第34回全国健康福祉祭「ねんりんピックかながわ2022」に参加する本県選手団の結団式が19日、宇都宮市野沢町のとちぎ男女共同参画センターで行われた。選手らが新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる大会での健闘を誓った。

 同大会は厚生労働省と開催都道府県などが主催。主に60歳以上を対象に、スポーツや文化の交流大会などが開かれる。本県からは卓球やテニス、マラソン、囲碁、将棋など21種目に147人が出場する。選手には「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」と同じユニホームが支給された。

 結団式で福田富一(ふくだとみかず)知事は選手の活躍を期待し「国体や全国障害者スポーツ大会の機運に乗じて、神奈川で本県の魅力を発信してきてほしい」と激励した。選手を代表し、水泳に出場する薄井謙一(うすいけんいち)さん(70)=那須塩原市=が「全国の皆さんと交流を深め、魅力ある栃木を発信し、正々堂々と競闘することを誓う」と選手宣誓した。団旗はサッカーに出場する野澤啓一(のざわけいいち)さん(64)=宇都宮市=に授与された。

 選手団の平均年齢は69.4歳。最高齢は健康マージャンの高橋務(たかはしつとむ)さん(89)=鹿沼市、女性最高齢は水泳の那須芙美子(なすふみこ)さん(86)=那須塩原市。

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