東北電力は10月28日、大半の一般家庭が契約する規制料金を来年4月以降に値上げする方針を発表した。燃料価格の高騰を受けた措置。値上げ幅など具体的な内容を固め、国に料金認可の申請を行う。既に自由料金の値上げも決めており、全ての電気料金を値上げすることになる。
東北電が規制料金の値上げに踏み切れば2013年以来。仙台市で記者会見した樋口康二郎社長は値上げ幅について「（前回申請した）11.41％を上回るのは明らかだ」との見通しを示した。
北陸電力が電気料金43年ぶり値上げへ
規制料金の契約数は9月末時点で約529万件。6月には燃料費上昇分を料金に反映できる上限に達し、東北電側の負担額が計約72億円に上っていた。
