日本三大東照宮の一つ…川越・仙波東照宮が特別公開 家康公の御神体は初の公開 11月1~23日

仙波東照宮の拝殿=川越市小仙波町

 埼玉県川越市の市制施行100周年を記念して、国指定重要文化財の仙波東照宮(同市小仙波町)が11月1日から23日まで特別公開される。今回は初めて、東照大権現(徳川家康)像として本殿に安置されている御神体も拝観できる。

 日光(栃木県)、久能山(静岡県)と並ぶ日本三大東照宮の一つと言われる仙波東照宮は、江戸幕府を開いた家康公が1616年に死去した時、喜多院の住職だった天海僧正が創建。その後は大火で焼失したが、再建と大修復を経て保存され、本殿や拝殿などが重要文化財に指定されている。不定期に行われている特別公開は2015年以来、7年ぶり。社殿群のほか、三十六歌仙額をはじめとする宝物類を見学できる。

 公開時間は午前10時から午後3時半まで(受け付けは同3時終了)。拝観料500円(中学生以下無料)。問い合わせは、小江戸川越観光協会(電話049.227.9496)へ。

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