全国のブランドガニ、知名度トップは「越前がに」 阪急交通社アンケート、山陰の「松葉がに」抑える

ブランド蟹の知名度
一番おいしいと思う食べ方は

 阪急交通社が実施した全国各地のブランド蟹のアンケート調査によると、知名度では福井県で水揚げされるズワイガニの「越前がに」がトップになった。2位は鳥取県、島根県の「松葉がに」、3位は兵庫県の香住港で水揚げされる紅ズワイガニの「香住ガニ」となった。

 アンケートは2022年8月、全国の20代以上を対象にウェブ上で実施。561人から回答を得た。

 知名度はブランド蟹の一覧から知っている種類を全て選ぶ方式で聞き、越前がには75%、松葉がには67%が選択した。3位の香住ガニは20.3%。4位は「間人(たいざ)ガニ」(京都・間人港、14.3%)、5位「舞鶴かに」(京都・舞鶴港、9%)、6位「加能ガニ」(石川県、7.8%)、7位「津居山かに」(兵庫・津居山港、5.1%)、8位「高志の紅ガニ」(富山県、4.1%)、9位「柴山がに」(兵庫・柴山港、3.7%)となっている。

 カニの一番おいしい食べ方では、「ゆでる」が41.7%でトップ。「生(刺し身)」17.1%、「焼く」14.8%と続いている。一方、関西在住者の回答だけで見ると、「生(刺し身)」「焼く」の割合が高く、京都府や兵庫県では「ゆでる」を超えたという。

 「カニの旬といえば何月を一番に思い浮かべるか」との問いには、12月が29.1%、1月17.4%、2月12.1%となった。

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