旧統一教会関係者を入党10年で表彰 自民党横浜市連

よこはま自民党(資料写真、写真はイメージ)

 自民党横浜市連が6月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の政治団体「国際勝共連合」県本部に関係する男性に対し、自民党員を10年間続けているとして「永年継続表彰」をしていたことが分かった。

 表彰は6月6日に横浜市内で開かれた市連大会で行われ、男性は一般党員が入党から10年ごとに表彰される永年継続表彰者の一人として当日配布された冊子に氏名が記載されていた。

 男性は、教団との接点が相次いで発覚し辞任した山際大志郎前経済再生担当相(衆院神奈川18区)が19日の参院予算委員会で自身の支援者と答弁した人物。県選挙管理委員会の政治団体名簿(2021年12月31日現在)によると、同本部の代表に名を連ねている。

 市連の山下正人幹事長は取材に対し「党員を続けてきた人を表彰するもので、男性を特別扱いしているわけではない。ただ、男性が団体の影響を強く受けるのであれば、関係を断つという党本部の方針を踏まえて対応を検討していく」と話した。

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