秋篠宮ご夫妻は29日、カンセキスタジアムとちぎで開かれた「いちご一会とちぎ大会」(障スポ)の開会式後、同市の日環アリーナ栃木屋内水泳場を訪れ、大会ボランティアと交流した。
競技補助や選手サポートなどに携わる8人にそれぞれの仕事の内容などを尋ね、ねぎらった。紀子さまは手話を交えて意思疎通を図る場面もあった。
運営ボランティアの福田健一(ふくだけんいち)さん(51)は、新型コロナウイルスの感染対策について尋ねられたという。その上で「大会が運営できているのは皆さんのおかげです」と言葉をかけられたと話す。
聴覚障害者向けの情報支援ボランティア大島昭平(おおしましょうへい)さん(80)は「お体に気をつけて頑張ってください」とねぎらわれた。大島さんの年齢も気にかけてたといい「ありがたいこと」と振り返った。
続いて、那須塩原市では今障スポから正式競技になったボッチャを視察した。担当者の説明に時折うなずき、白熱する競技を真剣に見つめた。また、実際のボールを触るなどして、競技に対する理解を深めている様子だった。
秋篠宮さまは帰京前に「4年ぶりの大会が、お天気に恵まれてよかったですね」などと福田知事に言葉をかけたという。