おいしいプリン、ナンバーワンは 福井県小浜市で「P‐1グランプリ」、県内外18店の味を来場者が審査

18店舗のプリンを試食する来場者=10月29日、福井県小浜市川崎3丁目

 プリンの頂点を決める「P-1グランプリ」が10月29日、3年ぶりに福井県小浜市の御食国若狭おばま食文化館特設会場で開かれた。県内外の18店舗が自慢のプリンを出品し、来場者の投票でVenite(山梨県)の「究極のなめらかプリン」が1位に輝いた。

 老若男女から人気のあるプリンで小浜を活性化しようと、市内のパン屋や飲食店などでつくる実行委員会が2014年から開催。新型コロナウイルスの影響で2年間中止となっていた。

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 市内菓子店をはじめ、関西や愛知、鹿児島など県外からも多数出店。高級卵を使用したシンプルなプリンのほか、前回大会を制したバニラ風味のプリン、サツマイモや栗、地酒を使ったものなど、各店が趣向を凝らした逸品が並んだ。来場者は一口分のプリンを全種類試食し、3店舗を選んで投票した。

 その場で販売会も開かれ、多くの人がお気に入りのプリンをお土産に買い求めていた。市内から初めて訪れた男性(22)は「全部おいしくてどれに投票するか悩んだ。なめらかな食感のものが好きなので、買って帰ろうかな」と笑顔で話した。

 2位はパティスリーCACHE-KACHE(小浜市)の「なめらかプリン」、3位はココテラス(愛知県)の「たまごいっぱいプリン」が選ばれた。

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 「P-1グランプリ」は福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で運営資金を募り、約60万円の支援を集めた。

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