〈2022妙高市長選〉、新市長に城戸氏、宮澤氏制し初当選、有権者 市政継承選択

 任期満了に伴う妙高市長選は30日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で前妙高市課長の城戸陽二氏(55、無所属)=自民、公明推薦=が初当選した。9844票を獲得し、新人で前妙高市議の宮澤一照氏(56、無所属)との一騎打ちを3400票差で制した。投票率は前回から微増の62・86%。20年にわたる現市政の継承が選択された。

歓喜の万歳をする城戸氏(30日午後10時すぎ、新井商工会議所)

 開票結果が出ると、城戸氏は妙高市下町の新井商工会議所に姿を見せ、集まった支持者と万歳した。
 城戸氏は7月10日に市役所を退職。今の市政を引き継ぐとし、同12日に出馬表明した。地元の同級生と活動を始め、32年間の行政経験をアピールし、支援の輪を広げた。
 政策では、子育て支援の充実に力点を置いた。相手候補が争点化した新図書館等複合施設をめぐり、守勢に立たされた感もあったが、建設財源の内訳や市の実質負担額を説明。「未来を担う子どもたちへの投資」と必要性を訴えた。
 当選あいさつで城戸氏は「皆さんと共にこれからの妙高をつくっていく」と力強く語った。
◇宮澤一照氏あいさつ

 「私の不徳の致すところ。申し訳ございませんでした。私の政策が受け入れられなかったということ。ありがとうございました」

敗戦の弁を述べる宮澤氏(30日午後10時5分ごろ、関山神社社務所)

◇妙高市長選開票結果(選管確定)

当選 9844 城戸 陽二 55 前妙高市課長 無所属・新 ①

    6444 宮澤 一照 56 前妙高市議   無所属・新

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