首里城正殿の御材木、国際通りに登場 首里城再建の願い新た ウチナーナンチュ大会前夜祭パレード

 第7回世界のウチナーンチュ大会前夜祭パレードで、首里城正殿の構造材として使われる御材木「オキナワウラジロガシ」が沖縄県那覇市の国際通りに登場した。世界のウチナーンチュや県民らは、御材木を写真に収め、首里城の再建を願う気持ちを新たにした。

 那覇市出身で横浜市在住の真栄城嘉敦(よしのぶ)さん(44)は、息子の嘉山(かざん)ちゃん(3)を連れて御材木を見物した。「前回(33年前)の木曳式を小学生の頃に見たので、息子にも見せたいと思った。まだ小さいので何のことか分かっていないと思うが、思い出になってくれればいい」と語った。

 御材木は31日、11月1日の2日間、県内各地のショッピングモールに出向き、展示される予定。3日に木遣行列で首里城まで運ばれる。 (稲福政俊)

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