「ライブ通じ全国に発信」 神奈川・三浦市で初のロカビリーイベント、11月開催へ

「三浦ロカビリーまつり」を企画した(右から)花岡、山口、西上床さんの3人=三浦市内

 神奈川県三浦市をロカビリーで元気にしようという初めてのライブイベントが11月27日、産直施設「うらり」(三浦市三崎5丁目)2階の展望デッキで開催される。地元バンドや著名なミュージシャンが出演。関係者は「港町とロカビリーを堪能してほしい」と来場を呼びかけている。

 タイトルは「三浦ロカビリーまつり」。三崎で長年新聞販売店を営んでいた花岡静夫さん(63)とロカビリーミュージシャンの山口憲一さん(57)、西上床克浩さん(54)の3人で実行委員会をつくり、5月から準備を進めてきた。

 山口さんは国内屈指のロカビリーギタープレーヤー。親交のあった西上床さんの縁で、市民まつりなど市内のイベントに参加するようになった。10年近く前からは仲間とロカビリーファッションでのぼりを持ち、三浦国際市民マラソンに出場している。

 今年は市民マラソンは中止となったが、マラソンを楽しんだ後の打ち上げの席でロカビリーライブの話が持ち上がった。「ライブを通じて三浦を全国に発信していきたい」と山口さんらは意気込む。

 当日は午前11時から午後5時にかけ、山口憲一&ロカビリー・スペシャルズ、西上床さんがリーダーの「ガレージバンド」、ビリー諸川さんら6グループのほか、ボーカルの浦江アキコさんと日野勝雄さんが特別出演する予定。入場無料。

 会場ではロカビリー調の洋服やアクセサリー、雑貨を販売するほか、キッチンカーも出店する。

 問い合わせは、「まつり」事務局電話046(888)2157。

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