「かながわPay」ポイント付与終了 1カ月早く予算到達 物価高で利用伸びる

「かながわPay」の専用アプリの画面

 専用アプリによるキャッシュレス決済で支払額の最大20%分をポイント還元する神奈川県のキャンペーン「かながわPay(ペイ)」について、県は31日、予算額の100億円に達したためポイント付与を終了したと発表した。ポイント付与期間は11月30日までの予定だったが、10月30日午後8時に予算額に達したという。

 キャンペーンは新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた地域経済への支援策として7月19日から開始。ポイントは来年1月31日まで、加盟店で1ポイント1円として利用できる。

 同様のポイント付与は昨年10月から今年4月にかけても実施しており、今回は第2弾となる。県によると、約2万3千店が参加を登録し、専用アプリは約178万人(10月24日時点)にダウンロードされた。担当者は「キャンペーンの認知度が上がったことに加え、物価の高騰によってニーズが高まり、利用が伸びたと思う」と話している。

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