新装の横浜みなとみらいホール、落下防止網棚で「見づらい」 市が対応検討

横浜みなとみらいホールの外観(資料写真)

 横浜市は31日、大規模改修後の横浜みなとみらいホール(同市西区)で、落下防止網棚によりステージが見づらくなったという声が相次いだことから、網棚の撤去も含めた視認性向上のための対応を行うと発表した。 

 市によると、批判を受けているのは2、3階のバルコニー席と中央席に新設した奥行き約46センチの金属製網棚。過去に観覧者がスマートフォンやペットボトルを落としてしまうことがあったため、安全対策の一環として設置した。改修前は中央席にネットを張って応急処置をしていたという。

 29日のこけら落とし公演後に、バルコニー席から撮ったステージの写真が交流サイト(SNS)上で拡散。視界を遮る網棚に、すでにバルコニー席のチケットを購入した人などから「写真を見て落胆した」「見えづらくなった」という声が多数寄せられたという。

 市の担当者は「改善のために何ができるか検討したい」と話している。

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