苦み少なめ、学校給食で子どもに好評“食べる菊” 福井県越前市で収穫ピーク

鮮やかに色付き、収穫のピークを迎えた食用菊=福井県越前市向新保町

 福井県越前市北日野地区で食用菊が収穫のピークを迎え、独特の香りが漂う畑で、生産者が一つずつ丁寧に摘み取っている。

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 食用菊は花の直径が約5~7センチで、苦みが少ないのが特徴という。JA越前たけふによると、食用菊部会の6軒が栽培し、今季は約10キロの出荷を見込む。

 約100平方メートルの畑で栽培している服部弥生さんは、黄色い花の色付きを確認しながら収穫に当たった。「たけふ菊人形」の時期には市内小中の給食で提供され、子どもたちにも「秋を感じることができた」と好評という。服部さんは「旬の時期にたくさん味わってほしい」と話していた。

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