長崎県雲仙市小浜町の小浜温泉ワイナリー(川島貴宏社長)は11月1日、同町で収穫したブドウ2種と、西彼時津町産の巨峰をブレンドして醸造した赤ワイン「長崎ヌーヴォー2022」を発売する。自社栽培のブドウを使ったワイン販売は初めて。
同社は小浜町出身で、ワインのシニアソムリエの資格を持つ川島社長が2020年11月に創業。同町の休耕畑6カ所にブドウの苗木計約1900本を植え、栽培している。
今年8月、自社栽培のデラウェアとキャンベルアーリーを計30キロを初めて収穫。買い付けた時津町産の巨峰3トンと自社でブレンドし、ワインに仕上げた。フレッシュな果実味を押し出した、さっぱりとした味わいという。
川島社長は「長崎の海、山の幸を使った料理に合う、食卓に寄り添えるワインを念頭に醸造した」とPR。来年以降に向けて「今年はまだブドウの木が幼く、少量だけ実験的に収穫した。年ごとに収量を増やして、純粋な小浜産ワインをつくりたい」と意気込んでいる。
「長崎ヌーヴォー」は750ミリリットル、2400円。2500本限定。小浜温泉街の酒店、イオン島原店(島原市)、ゆめタウン夢彩都(長崎市)で販売する。
「長崎ヌーヴォー」新発売 小浜産ブドウと時津産巨峰使用 小浜温泉ワイナリー
- Published
- 2022/11/01 11:30 (JST)
- Updated
- 2022/11/02 12:55 (JST)
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