「次回は確実にぶつけるぞ」面識ない夫婦に脅迫文を郵送した疑い 自動車税担当の広島県職員(60)を逮捕

面識のない夫婦に対して脅迫文を郵送したとして、広島県職員の男(60)が警察に逮捕されました。

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脅迫の疑いで逮捕されたのは、広島県の職員で北部県税事務所に勤務する菊川浩容疑者(60)です。

警察によりますと、菊川容疑者はことし8月に会社役員の女性(46)と自営業の男性(52)夫婦に対して、「次回は確実にぶつけるぞ」「車をパンダ模様にしてみるか」などと書いた手紙と、被害者が運転する乗用車の画像を印刷した紙を封筒に入れて郵送し、それぞれ閲覧させた疑いがもたれています。

菊川容疑者は調べに対して「文書を郵送したことに間違いない」と供述しているということです。

警察は、菊川容疑者と夫婦の間に何らかの交通トラブルがあったとみていますが、両者は面識がなく、どのようにして菊川容疑者が夫婦の住所を知り得たのかなどについて、調べています。

県の税務課によりますと、菊川容疑者は昨年度に退職し、ことし4月から三次市の北部県税事務所に再任用されていました。課税課で自動車税係の主任として勤務していて、業務上必要であれば個人情報を扱う権限も与えられているということです。

職員の逮捕を受け、県は「容疑が事実であるとすれば、県行政及び県職員に対する信頼を著しく損なうものであり、誠に遺憾というほかありません。事実関係を確認したうえで、厳正に対処してまいりたい」とコメントしています。

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