ツアー企画販売の天満屋トラベル（岡山市北区表町）は1日、岡南飛行場（同市南区浦安南町）を発着点にプライベートジェット（PJ）機で鹿児島県・屋久島や長野県・軽井沢を訪れる旅行プランの販売を始めた。PJ機を使った観光パッケージツアーは中四国地域で唯一という。
岡山航空（同所）が運航するセスナ社製ジェット機（乗客定員4人）を利用。2泊3日の日程で、屋久島は「sankara hotel＆spa屋久島」、軽井沢が「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」に宿泊する。ともに食を強みとしたリゾートホテルで朝夕食が付き、旬の地元食材を生かしたコース料理などを楽しめる。
1人79万～188万円。出発日は10日～来年3月28日で、最少催行人数は2人。鹿児島の屋久島空港、長野の松本空港を使い、いずれも搭乗時間は約1時間半。ホテルまでは送迎がある。
新型コロナウイルス禍で低迷していた観光需要が回復し始めたため、小型航空機をチャーターした旅行サービスを手掛けるSKYTREK（スカイトレック）（東京）と協業して企画した。天満屋グループのネットワークも活用し、富裕層らに売り込む。
天満屋トラベルは「優雅な空の旅で特別な思い出をつくってほしい。今後もニーズを探りながら離島を中心にプランを増やしていきたい」としている。
