日本代表、2022年W杯メンバーから無念の落選となった5人

7大会連続でワールドカップに出場する日本代表。今大会に臨む26名のメンバーが発表された。

今大会では登録数が史上最多の26人拡大されたが、森保一監督は苦渋の選択だったと明かしている。

どんな人選でも完璧というわけにはいかなかっただろが、ここでは無念の落選となった選手たちをまとめてみた。

原口元気

一番の衝撃はこの男の落選だろう。

2018年大会は右サイドのレギュラーを務め、ベルギー相手に渾身のゴールを決めるなど活躍。

その後、サイドとしては限界だったと、センターハーフへの転身を決断する。ポジションを変えながらも、献身性あふれるプレーで代表に貢献し続けてきた。

熱い思いを体現できる稀有な存在としても有用だったはずだけに、落選はまさかだ…。

古橋亨梧

セルティックでは縦への展開が速いサッカーから、裏の抜け出しが完璧なまでにハマっている。

しかし、日本代表では2021年6月以降、実に1年以上ゴールなし。出し手とのタイミングが全く合わず、ほぼ消えている状態が多かった。

代表チームというのは仮に点が取れなくても基点となれる選手が重宝されるもの。海外でこれだけ活躍しながら落選の憂き目に遭った初のケースかもしれない。

旗手怜央

CLのレアルマドリー戦で評価を高め、期待をもって先日の代表戦に合流した旗手。しかし、1分たりとも出場機会を与えられず、失意のまま帰国の途に就いた。

東京五輪世代では、そのユーティリティーで森保監督に重宝されていた。一方、セルティックではセンターハーフとして活躍しており、自身もそのポジションでの成功を求めている。

指揮官の思惑と違うのだろうか。森保監督はセンターハーフ一本で勝負したい旗手ではなく、あくまで“何かあった時の保険”としての考えていたのかもしれない。

大迫勇也

近年の代表において、絶対的エースに君臨してきた大迫。

彼にしかできない天下一品のポストプレーで日本の攻撃を牽引し続けてきたその貢献度は計り知れない。

ただ、かつてのような収まりが見られなくなったことに怪我も重なり、今年に入ってから存在感が急激に低下。

厳しい状況にあったが、それでも森保監督なら選ぶと思われたが、3度目の本大会出場はならず。

谷晃生

昨年行われた東京五輪である意味一番のインパクトを残した若き守護神。

190cmの長身で、シュートに対する反応、ハイボール、足元の技術、スピードなど日本GK史上最高クラスのポテンシャルを秘める。また、非常に向上心があり、性格面もいい。

五輪でのスケールの大きなプレーを見た際はこのままフル代表の守護神まで奪うのではないかとさえ思えたほど。ただ、今年7月のE-1で待望の代表デビューを果たすも、代表戦の出場はその1試合のみ。

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まだ21歳と若く、今後のW杯出場は十二分にありえる。とはいえ、今大会のGK陣は30歳、33歳、39歳というベテラン揃い。この1年で彼のポテンシャルを開花させる機会をもっと与えてもよかったはず。

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