見守りネット 新聞販売所など追加 勝央町 異変発見へ6事業所と協定

新たにネットワークに加わった事業所の代表と水嶋町長(中央)

 高齢者や障害者、子どもたちが安全安心に暮らせるまちづくりを目指す岡山県勝央町の地域見守りネットワークに、新聞や牛乳の販売所など6事業所が新たに加わった。協定書の締結式が1日、町役場で行われた。日常業務を通じて異変の早期発見につなげ、孤独死や児童虐待、特殊詐欺被害などを防ぐ。

 式は4事業所の代表者と町幹部が出席し、協定書の内容を確認して締結。水嶋淳治町長が「高齢化が進んで1人暮らしの世帯も増え、町だけでは対応しきれない事態も起きつつある。一緒になってよりよい地域をつくっていこう」と協力を求めた。それぞれの代表者が「住みやすい町づくりを目指していく」「安全安心に少しでも貢献したい」などと抱負を述べた。

 6事業所は山陽新聞の勝央販売所(黒土)と美野販売所(石生)、丸尾牛乳店(岡)、町高齢者事業団(太平台)、緑地管理の太平台(同)、店舗運営と移動販売の一般社団法人よしの(豊久田)。

 ネットワークは今年2月発足。これまでに3郵便局、中国銀行、津山信用金庫、JA晴れの国岡山の各支店が参加しており、協力事業者は計12事業所となった。

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