岡山市がスマホ決済の第4弾開始 30日まで、最大8千円分還元

 岡山市は1日、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ消費喚起策としてスマートフォン決済還元キャンペーンの第4弾をスタートさせた。決済事業者は前回より1社減の2社となったが、利用できる店舗数は600店増の約1万千店(9月末時点)に拡大。利用者へのポイント還元総額も前回より2千円分増やして8千円分となっている。期間は30日まで。

 決済事業者はソフトバンク系「ペイペイ」とNTTドコモの「d払い」の2社。還元率は20%、1回の上限は千円分で、期間中の1社当たりでは4千円分となる。2社とも使えば最大8千円分が還元される。

 市によると、対象店は市内の飲食店や居酒屋、ホテル、コンビニエンスストアなど。利用可能な店舗には各決済事業者からポスターが事前に配布されており、1日に合わせて店頭に掲示されている。

 市は、スマホに不慣れな高齢者らを対象に、キャンペーンの利用方法を説明する講座を市内全37公民館で順次開催。まだ申し込みが間に合う公民館もあり、市のホームページで確認できる。

 市産業政策課は「11月は市内で各種イベントが予定されている。ぜひ多くの方に活用してもらい、コロナの感染対策に気を付けながら地域経済を盛り上げていきたい」としている。

 コロナの影響で利用が落ち込んだコミュニティーサイクル「ももちゃり」の利用促進を目的としたカードの無料配布も1日始まった。JR岡山駅構内の市ももたろう観光センターなど12カ所で来年3月末まで配っており、用意した6千枚がなくなり次第終了する。

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