岡山県内のものづくり企業の新製品などを一堂に集めた中四国最大級の展示商談会「おかやまテクノロジー展」が１１月１日、岡山市のコンベックス岡山で、２日間の日程で始まりました。
岡山県などが開いているもので、県内に事業所がある１８６の企業や団体が出展。今年も人工知能（ＡＩ）を使うなど、多彩な機能を備えた製品が並びます。
かかしを模した人形に取り付けられた防犯カメラは、野生動物による農作物被害を防ぐため開発されました。長年培った防犯カメラメーカーのノウハウにＡＩ技術を活用。撮影した動物がイノシシや鹿などの害獣かどうかを識別し、害獣であれば大きな音で追い払います。
草刈り機もＡＩ搭載し、先端のカメラで人や岩などを検知すると自動停止するなど、安全性を強化しています。リモコンで遠隔操作し、斜面も走行。人が入りにくい場所での作業も容易になります。
会場には企業関係者だけでなく、多くの学生も。各企業は人材確保へ広く自社をアピールできる場として、高校生らに製品や技術などを丁寧に説明していました。
