2022年も残り2か月。2023年用の年賀はがきの販売が静岡県内でも11月1日から始まりました。年賀状離れが進む中、静岡ならではのワクワクを届ける商品が、はがきの普及を後押ししています。
静岡市の静岡中央郵便局では、年賀はがきの販売開始を前に丸子獅子保存会による獅子舞の演舞が披露されました。午前9時に販売が開始されると、待ちわびた人たちがお目当てのはがきを手に取っていきました。
<一番に購入した人>
「きょうは5時半に出ました。1年がいい年になるように、お互いに元気でいられるようにと書くつもりでいます」
しかし、年賀状の発行枚数は年々減少していて、ピーク時の2004年用と比べると2023年用は4割以下となっています。静岡県内でも、前年より280万枚ほど少ない3707万枚と見込まれています。
そんな年賀状離れを食い止めようと、静岡市の老舗文具店ではユニークな商品が販売されています。
<オオイシ文具店 大石康弘社長>
Q.一番上のものは何ですか?
「うちのオリジナルの年賀状。プラモデルみたいな形になっているんですけど、もらった後も楽しめるような年賀状になっています」
オオイシ文具店では、2021年から『プラモデル風ポストカード』の販売を始めました。見るだけではなく、切り抜いて組み立てることができるんです。
<植田麻瑚記者>
「無事に完成しました!招きうさぎちゃんです。また完成したものを写真に撮って送りたくなりますね」
<オオイシ文具店 大石康弘社長>
「直筆で送った方がその人の人柄も伝わりますし、受け取った後に一工夫して遊んでいただく。年賀状をもらってお休みの時にゆっくり見るのも楽しいお正月の過ごし方かな」
SNSなどで簡単に連絡が取れる世の中ですが、デジタルでは伝えきれない思いを年賀状に込めてみてはいかがでしょうか。