【サッカーW杯】伊東が日本代表選出 母校・神奈川大初のW杯選手に関係者喜び 「昔からスピードずばぬけていた」

サッカーW杯の日本代表に伊東が選出され、喜ぶ母校・神奈川大学の学生ら=1日、横浜市神奈川区

 20日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に挑む日本代表に、横須賀市出身の伊東純也(29)=スタッド・ランス=が選ばれた。母校の神奈川大学ではサッカー部員や当時のチームメートが発表会見を見守り、神大初のW杯選手誕生に喜びの声を上げた。

 午後2時15分ごろ、横浜市内の大学会議室に集まった部員らはテレビ画面を食い入るように見つめた。日本代表の森保一監督(54)が伊東の名前を読み上げると一呼吸置き、実感を込めるように応援用メガホンをたたいて祝福した。

 伊東は県立逗葉高校から進学。当時は総監督としてスカウト活動などに携わっていた神大の大森酉三郎監督(52)は「昔からスピードはずばぬけていた。神奈川で彼の育成に関わった多くの人が応援していると思うので、力に変えてほしい」と感慨深げ。伊東の3学年上で大学職員の大野洋樹さん(33)は「かわいい後輩で上下関係のない雰囲気に合っていたと思うし、自然体のところは今でも変わらない。W杯で戦っている姿を見て、ゆっくり実感が湧いてくると思う」と話した。

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