立民「重大なパワハラ」認定 神奈川県議3人の処分検討指示 岡田幹事長「ハラスメントの認識新たにしなければ」

立民県連のパワハラ事案について会見する岡田幹事長=1日、国会内

 立憲民主党の女性県議2人が同じ会派の複数の男性県議からパワーハラスメントを受けたと申し立てていた問題で、党本部は1日、「重大なハラスメント」などとするハラスメント対策委員会の審議結果を発表した。岡田克也幹事長は男性県議3人の処分を検討するよう県連に指示したと説明。再発防止に向けて「本部も含めてハラスメントについての認識を新たにしなければならない」と述べた。

 会派の方針に異を唱えたことで議員辞職を迫られるなど暴言を受けたと申し立てていたのは佐々木奈保美氏(小田原市)と野田治美氏(横須賀市)。同委員会は作山友祐氏(横浜市中区)が議員辞職を求めた発言を「重大なハラスメント」と認定。滝田孝徳前県連幹事長(川崎市中原区)と浦道健一氏(横浜市港南区)については「ハラスメントとされてもやむを得ない言動があった」と認めた。

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