【1日】長崎県内676人コロナ感染 男性1人死亡 新ワクチン接種率4.7%

新型コロナウイルス感染者の入院状況(31日午後7時現在)

 長崎県は1日、県内で新たに676人の新型コロナウイルス感染者を確認し、70代の男性1人が死亡したと発表した。1日当たりの感染者数が600人を超えるのは9月22日公表分(672人)以来。10月30日時点の県内のワクチン接種状況も公表し、オミクロン株対応ワクチンの接種率は全国平均と同じ4.7%にとどまっている。
 新規クラスター(感染者集団)は2市1町で計6件発生した。長崎市では、▽医療機関25人(医療従事者14、患者11)▽医療機関6人(医療従事者3、患者3)▽民間高齢者福祉施設9人(職員5、利用者4)▽民間高齢者福祉施設10人-の4件。
 西彼長与町の高齢者施設では11人(職員3、利用者8)、五島市の障害者福祉施設では8人(職員4、入所者4)がそれぞれ確認された。
 県内の感染者の年齢別内訳は、10代が172人で最多。▽30代117人▽40代94人▽10歳未満84人▽50代65人▽20代53人▽70代以上49人▽60代42人-だった。
 ワクチン接種率は1回目が82.4%、2回目が81.3%、3回目が69.5%と前週からほぼ変わっていない。全世代を対象とした4回目の接種率は37.5%(全国平均32.3%)。3回目以降の接種のうち、オミクロン株対応ワクチンの接種率は4.7%。県感染症対策室は、10月中旬に接種が可能となったBA・5対応品の使用開始を待っていた人も多いとし、今後接種率は上がっていくとみている。


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