多目的トイレに入った飲食店員、火を放って自分で消火し通報 警官に不審点を追及され、犯行認めた店員逮捕

駅トイレに放火未遂、容疑の19歳男を逮捕=川越市

 東武東上線新河岸駅のトイレに火を付けようとしたとして、埼玉県警川越署は1日、非現住建造物等放火未遂容疑で、川越市内に住む飲食店従業員の男(19)を逮捕した。

 逮捕容疑は10月31日午後5時15分ごろから同20分ごろまでの間、同市砂の同駅西口多目的公衆トイレ内に火を放ち、焼損させようとした疑い。

 同署によると、男は市が管理する駅舎1階の階段近くに設置されたトイレ個室で、灯油を染み込ませた新聞紙にライターで火をつけ、内部に放ったという。男は「トイレで新聞紙が燃えていた」と目撃者を装って110番。自身で火を消した。駆け付けた同署員が男に不審な点があったことから追及したところ、容疑を認めたという。

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