家族と帰郷、ルーツに誇り 北中城で「世界のキタナカグスクンチュ大会」ハワイやカナダの県系人歓迎

 【北中城】第7回世界のウチナーンチュ大会で来県した海外の北中城村出身者を歓迎しようと、同村は1日、イオンモール沖縄ライカムで「第7回世界のキタナカグスクンチュ大会」を開いた。同村をルーツに持ち、ハワイやカナダに住む67人が参加した。琉球舞踊やダンスが披露され、村出身者やその家族らを歓迎した。

 新型コロナウイルスの影響で交流会はなく、歓迎式典のみの開催となった。

 比嘉孝則村長は「久しぶりの帰省を心ゆくまで満喫し、初めて来県する方には、沖縄の魅力を存分に楽しんでほしい」と語った。

 海外移住者を代表してあいさつしたハワイ北中城村人会会長で県系3世の比嘉クライドさんは「ここに家族と帰って来られてうれしい。家族には私たちがウチナーンチュであることを教えている。沖縄のルーツを持てて大変うれしい」と話した。

(石井恵理菜)

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