横須賀で海上自衛隊創設70周年パレード 13カ国華やかに

海自創設70周年を記念し開催された横須賀パレード

 海上自衛隊は3日、創設70周年を祝う国際パレードを神奈川県横須賀市中心部で開催した。20年ぶりに相模湾で行われる国際観艦式(6日)に合わせた「フリートウィーク」の一環で、海自音楽隊と12カ国の軍楽隊など27団体が参加。沿道に集まった市民ら約3万人(市発表)が友好を深め、まちは華やかなムードに包まれた。 

 パレードは京急線横須賀中央駅からどぶ板通り、ヴェルニー公園までの約1キロを練り歩いた。軍楽隊は米海軍第7艦隊バンドをはじめインド、パキスタンの3カ国が出演。インドネシア海軍は民族衣装で参加し、最後尾は地元の海自横須賀音楽隊が飾った。

 同様の音楽パレードは、横須賀製鉄所の着工150周年を記念して市が主催した2015年10月の「横須賀パレード」以来という。海自主催は創設50周年の記念パレード以来20年ぶり。

 横須賀は幕末、黒船来航でペリー提督とともに米軍楽隊が上陸した縁で、「日本のマーチングバンド発祥の地」とされている。

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