信号機のない横断歩道であなたは一時停止してますか? 広島県内は50パーセント

50パーセント。この数字は信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしてとき一時停止する広島県内の車の状況を、JAFが調査した結果です。実態を取材しました。

児玉比呂記者「今、車と自転車が接触しそうになりました」「歩行者は横断歩道の前で待っていましたが、車は止まりませんでした」「歩行者は待っていましたが、車は走りさってしまいました」

広島市中心部信号機のない横断歩道がある場所です。横断歩道を渡ろうとしている人がいるにも関わらず一時停止せず通過していく車は取材した2時間で10台以上にのぼりました。

道路交通法では横断しようとする歩行者がいる場合は一時停止して歩行者の通行を妨げてはならないと定められています。

違反すると3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金に科される可能性があります。

広島県警 河崎博文警視「本年9月末現在、歩行中に交通事故にあわれてけがをされた方は約400人。そのうち半数が道路横断中の交通事故となります」

10月20日には福山市神辺町の信号機のない交差点で、横断歩道を渡っていた女性が軽自動車にはねられ死亡する事故があったばかり。

どれだけの車が信号機のない横断歩道で一時停止しているのか?

JAFによりますと、2018年の広島県では全国ワースト2位の1%とほぼ止まりませんでした。

大きく改善されたとはいえ、まだ半分の人は本来止まるべき場面で一時停止できていないという結果が出ています。

広島県警 河崎博文警視「横断歩道は歩行者が保護されるべき場所で歩行者が優先です。ドライバーの皆さまは横断歩道を通過する際は速度を落とし安全確認を行うとともに、横断歩行者がいる時は確実に停止をしてください」

例年、年末に向けて交通事故が増加する傾向があるため、ドライバーはより一層の注意が必要です。

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