坂本弁護士一家殺害33年、鎌倉で法要 旧統一教会問題を報告

坂本弁護士一家が眠る墓前で手を合わせ、冥福を祈る同僚弁護士ら=鎌倉市山ノ内

 オウム真理教の教団幹部に殺害された坂本堤(つつみ)弁護士=当時(33)=一家の法要が3日、円覚寺境内の松嶺院(神奈川県鎌倉市山ノ内)で営まれた。幼い龍彦ちゃん=同(1)=を含む3人の命が奪われた事件の発生から4日で33年。同僚弁護士や県立横須賀高校の同級生ら約40人が墓前に手を合わせ、一家の冥福を祈った。 

 坂本弁護士とともに霊感商法被害者の救済に取り組んだ武井共夫弁護士(68)は墓前で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡り、社会で議論や批判が続いている現状を報告した。

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