きょう4日(金)は太平洋側では広く晴れて空気が乾燥するが、日本海側では曇りや雨の所が多くなりそうだ。
また、北海道には平地でも雪を降らせるほどの寒気が流れ込むため、平野部でも雪の降る所があり、積雪となるおそれがある。
路面の凍結による交通障害などに注意が必要だ。
北海道は平野部でも積雪のおそれ
きょうは北日本を中心に冬型の気圧配置となる。太平洋側では広く晴れるが、日本海側では雲が広がりやすく、北陸や北日本を中心に雨となりそうだ。
また、北海道には平地でも雪を降らせるくらいの強い寒気が流れ込むため、平野部でも雪が降る見込み。
きのうは稚内で、きょうの明け方には旭川で初雪の発表があったが、他にも初雪の観測される所があるかもしれない。
また、平野部でも積雪となるおそれがあるため、路面凍結に伴う交通障害などに注意が必要となる。
雪マークがついていない札幌でも、にわか雨やにわか雪がありそうだ。
晴れる太平洋側は空気乾燥
一方、晴れる太平洋側では空気の乾燥に注意が必要となる。
午前5時現在、乾燥注意報が発表されている所は西日本の一部だけだが、日中は湿度が30%台から40%台まで下がる所が多い見込み。
火災が起きやすくなるため、火の取り扱いに注意が必要だ。
北日本・北陸は平年を下回る寒さ
日中の気温は全国的にきのうより低くなるが、それでも関東から西の太平洋側では20℃を超えて過ごしやすさが続きそうだ。
一方、北日本や北陸ではあまり上がらず、平年を下回る見通し。
特に日本海側では日差しが厚い雲や雨雲に遮られるため、より寒く感じられそうだ。
(気象予報士・多胡安那)