紫式部ゆかりのまち1688人快走…福井県越前市で3年ぶり菊花マラソン

ゴール手前でラストスパートする親子ランナー=11月3日、福井県越前市村国2丁目

 福井県越前市の第41回菊花マラソン(同市、市教委、市スポーツ協会、武生商工会議所、福井新聞社主催)は11月3日、たけふ菊人形会場近くの武生西小をスタートし、武生三中をゴールとするコースで開かれた。新型コロナウイルス禍の影響による中止を経て3年ぶりの開催。抜けるような秋晴れの下、県内外の1688人が紫式部ゆかりの歴史と自然豊かなまちを走り抜けた。

 午前9時からのハーフを皮切りに3キロ、5キロ、10キロ、2キロの順に5種目28部門が次々とスタート。沿道の声援を受けながら、コースの“名所”になっている通称「ループ橋」(錦町)を越えてゴールを目指した。

 5種目とも、終盤は晩秋のススキが揺れる日野川沿いを力走。ゴール会場には、ファミリーの部を完走した親子や、記録を目標に全力を出し切ったランナーの充実した表情が広がった。

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