炭焼き台に乗せられる直前、同じ方向を向いて整列した新上五島町の名物アゴ(トビウオ)。串打ちのベテランの手によって1本の串に約20匹。「次はぼくの番かな」「おいしいだしに生まれ変わろうね」-。つぶらな瞳がそう話しているかのよう。
小串郷の水産加工会社「はたした」(畑下直社長)は、アゴ漁が終わっても週に3~4日、炭焼きに励んでいる。味と焼き上がりの美しさに関わる串打ちは熟練の技。魚の大きさによって刺すポイントを素早く見極める。
この道14年の前田洋子さん(60)は「取れたてだったら目がブルーできれい。一段とかわいいんですよ」。
順番に整列!“アゴの炭焼き” おいしくな~れ 長崎・新上五島
- Published
- 2022/11/04 10:00 (JST)
- Updated
- 2022/11/05 12:27 (JST)
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