松浦特産アールスメロン 出荷本格化「出来は上々」 歳暮用の需要高く

大きさや形、網目などをチェックする農業者=松浦市、JAながさき西海牟田集荷所

 松浦特産の秋作「アールスメロン」の出荷が始まった。歳暮用としての需要が高く、JAながさき西海松浦メロン部会(辻邦彦部会長、7戸)は12月上旬まで1500ケース、約12トンの出荷を見込んでいる。
 同部会によると、アールスメロンは春と秋の年2回栽培。農業者の高齢化や燃料費などの高騰で、今年の秋作は同市星鹿町と平戸市田平町の計3戸のみが栽培。作付面積約57アール、出荷量約12トンは過去最少という。
 出荷作業は10月下旬から始まり、31日は松浦市星鹿町のJAながさき西海牟田集荷所に集まった3Lの大玉4~5個入り約60ケースを長崎、佐世保、福岡の各市場に出荷した。
 辻部会長は「台風の影響はあったが、出来は上々」と話した。同部会は12月4日、同市志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」横の市漁村体験学習施設で直売会「松浦メロンまつり」を開く。


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