日本付近は北日本を中心に冬型の気圧配置となっている。
午後も太平洋側では晴れて日中は快適な陽気が続くが、日本海側では雲の多い空模様が続きそうだ。また、北海道には平地でも雪を降らせる寒気が流れ込んでいるため、午後も雪の降る所がある見込み。平野部でも積雪となるおそれがあるため、交通障害などに注意が必要だ。
北海道には雪を降らせる寒気
北海道の上空には平地にも雪を降らせるくらい強い寒気が流れ込んでおり、きょうの明け方から朝にかけては、旭川、網走、函館で「初雪」が観測された。いずれも平年より遅く、去年と比べると半月以上遅い雪の便りとなった。
午後も北海道では北部や日本海側を中心に雪が降りやすく、平野部でも積雪となる所がありそうだ。路面の凍結に伴う交通障害などに注意が必要となる。また、北陸や東北の日本海側もスッキリしない天気が続く見通し。範囲は狭いものの、雨の降る所がありそうだ。
太平洋側は快適続くも乾燥に注意
太平洋側は午後も安定して晴れる所が多くなりそうだ。日中の気温は関東から西では22℃前後まで上がって、快適な小春日和が続く見込み。ただ、空気が乾燥するため、火の取り扱いに注意が必要となる。
【小春日和とは】
晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天。
小春は旧暦の10月の異称。
土日も晴天は太平洋側が中心に
土日も晴れるのは太平洋側の地域が中心となりそうだ。
あす5日(土)は山陰など西日本の日本海側や北陸、北海道の日本海側で雨が降りやすい見込み。6日(日)は東北や新潟県が雨の中心で、雷雨になる所もありそうだ。
日中の気温は雨が降る所ではやや低いものの、それ以外は大体平年並みで,この時季らしい陽気となる見込み。
(気象予報士・多胡安那)