映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』サントラ配信。国際色豊かな40名以上が参加

Photo courtesy of Marvel Studios. © 2022 MARVEL.

2022年11月11日に日米同時公開される映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(原題:Black Panther: Wakanda Forever)のサウンドトラックが11月4日に配信された。

ライアン・クーグラー、ルドウィグ・ゴランソン、アーチー・デイヴィス、デイヴ・ジョーダンがプロデュースを手掛けた同サウンドトラックには、リアーナ、ストームジー、バーナ・ボーイ、リマをはじめ、国際色豊かな豪華40名以上のアーティストがフィーチャーされている。

先日先行公開されたリアーナによるリード・シングル「Lift Me Up」は、全米ラジオ史上で最も追加された曲となり、1日の最多オンエア数と最多聴取率を記録。このストリングスをバックにしたバラード曲は、ナイジェリア出身のR&Bシンガーソングライター、テムズが演奏するボブ・マーリーの「No Woman, No Cry」のカヴァーなど、多様なジャンルの全19曲を収録した同サウンドトラックの1曲にすぎない。

6つのスタジオ、3大陸、5カ国での制作

同サウンドトラックのキュレーションと制作に重要な役割を果たしたスウェーデン出身の映画作曲家、ルドウィグ・ゴランソンは、スコアを含む本作のレコーディングと制作に、6つのスタジオ、3大陸、5カ国にまたがり2500時間以上を費やし、総勢2500人のミュージシャンがこのプロジェクトに参加している。

映画のストーリーがナイジェリアやメソアメリカの文化に大きく影響されていることから、映画の背景にできるだけ忠実なサウンドトラックに仕上げたいと考えたルドウィグ・ゴランソンは、ナイジェリアのラゴスやメキシコシティといった都市でもレコーディング・セッションを行った。彼はこう説明する。

「ライアンと私は、音と声による没入型ジャーニーを創造することの重要性について話しました。もし、映画の中で曲を使うなら、曲そのものがストーリーと繋がっているものにしたかった。テーマ的には、観客を悲しみから祝福へと向かわせたかったのです。目を閉じてこのサウンドトラックを聴けば、映画を追体験できる。そういった意図がありました」

ライアン・クーグラーが監督を、ケヴィン・ファイギとネイト・ムーアが製作を務める映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、2022年11月11日より日米同時公開される。

Written By Yousef Srour

__

『Black Panther: Wakanda Forever – Music From and Inspired By』
2022年11月4日配信

© ユニバーサル ミュージック合同会社