横浜FC FW渡辺、DF高橋、MF松浦と契約満了 「また会う日まで」と渡辺

左から、契約満了が発表された横浜FCの渡辺、高橋、松浦

 来季J1の横浜FCは4日、FW渡辺千真(36)、DF高橋秀人(35)、MF松浦拓弥(33)のベテラン3選手と契約を更新しないと発表した。

 渡辺は今季23試合に出場して3得点。高橋は14試合出場、松浦は20試合出場1得点だった。クラブを通じ、3選手が出したコメントは次の通り。

 渡辺 今シーズンで契約満了となりクラブを離れることになりました。昨季はJ2降格、今季はJ1昇格と大きな経験をさせてもらい、またチームメート、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、ファン・サポーターの皆さまと素晴らしい時間を共有し、共に戦えたことを心から感謝しています。来シーズンは再びJ1の舞台で躍動し活躍することを願っています。2年間ありがとうございました。また会う日まで。

 高橋 2年間、本当にたくさんのご声援をありがとうございました。昨季は自分の力及ばずJ2リーグへ降格となってしまいました。ホーム最終戦でゴール裏から「俺たちはFULIEしかない、覚悟を持っていこうぜYOKOHAMA」と横断幕が掲げられ、心に突き刺されるものがあり、何としてもこのチームを来季、J1リーグに戻さないといけないと覚悟が決まりました。

 今シーズンは日頃の練習からチームメートと切磋琢磨(せっさたくま)をしながらしのぎを削っていくチームとしての厳しさが成績や勝利につながっていく体験を味わうことができました。ピッチでなかなか貢献できないことが多く、もどかしさはたくさんありましたが…。ホーム最終戦でファン・サポーターの皆さんが心から喜んでいる姿と成績が全てでこの景色を見るためにやってきたんだと胸が熱くなり、安堵(あんど)しました。

 僕は2年間、横浜FCで仲間とプレーした誇りと、自分の役割と使命を果たしたという自信を持って、次のキャリアに進みます。降格と昇格、その結果だけでなく、その過程から何を学んだのか、自分の人生に何を生かしていくのかが大事で楽しみでもあります。

 唯一の心残りはせっかく作っていただいたチャントをピッチでプレーしながら聞けないことです。それを目標に頑張ってきましたが、これもまた自分の人生の財産です。来シーズン、横浜FCがJ1リーグの舞台で戦い、多くの勝利をもたらし、選手、スタッフ、クラブ、ファン・サポーターの皆さんが喜んでいる姿を望んでいます。陰ながらいつまでも応援しています。

 松浦 今シーズンで横浜FCから離れることとなりました。2019シーズンからプレーし、たくさんのことをこのチームで学ばせていただきました。昨シーズンJ2降格になっても、ファン・サポーターの方のたくさんの応援のおかげで1年でのJ1復帰を達成でき心から感謝しています。来シーズン一緒に戦うことができないのは残念ですが、横浜FCの躍進を期待しています。また会いましょう!

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