「みんな、元気ですよ」あの無頼系候補者たちは、次の選挙をどう見据える?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2022年11月3日に公開された動画のテーマは……統一地方選へ動き出す?あの無頼系候補者たちの今

ゲストにフリージャーナリストの畠山理仁氏をお招きし、統一地方選まであと半年あまりとなった今、「無頼系候補者」の最新動向について伺いました。

【このトピックのポイント】
・港区議会議員に当選したマック赤坂氏は、体調不良で議会にも欠席がち。質問時間もわずか13分しか使えていない
・兵庫県各地の市民から中川暢三氏へ各市長選挙への立候補要請が。なお、資金面や活動力の不安も
・日大で学ぶスーパークレイジー君は、宮崎県知事選挙に立候補か

港区議会議員に当選したマック赤坂氏、3年間の議会質問時間わずか13分?体調に不安?気持ちがあっても体がついていかないのでは?

前回の統一地方選で港区議会議員に初当選したマック赤坂氏は、過去3年間で7時間の質問時間があるにもかかわらず、わずか13分しか質問時間を使っていないことが判明。最近では病気を理由に欠席が続き、今年は4日しか出席していないとのことです。

畠山氏によると、マック氏が当選直後から議会への欠席が続いており、すでに選挙時点から街頭に立てない状態で戦っていたようです。選挙においては「本人が露出しなかったから(港区議に)当選したという皮肉な結果だった」としながらも、支援者が支えた結果の当選だったと語りました。

記録では議会への出席は見られ、議決にも参加されていることから、質問時間を使えていないということがうかがえるものの、ご自身でも体調管理に苦労していることが感じられるとのこと。畠山氏も長く取材をする中で、一見ふざけて見えるマックさんが示す面白いアイディアに関心を持っていたことに触れ、「投票した人たちは、マックさんが議会議員としてどんな活躍をするか期待をして投票したと思うんです」と、当初の期待どおりの活動が見られないことを残念そうに振り返りました。

畠山氏は、「当選後はお元気なそぶりでインタビューに応じてもらえた」としながらも、「気持ちはあっても体がついていかないのはひしひしと感じられた」と、来年の選挙への出馬は難しそうな印象を受けるとコメント。本来、議員であれば欠席しても文書で質問をすることはできますが、それもままならないくらいの体調であることを示唆します。

「(マック氏は)世間の常識は壊すためにあるんだとおっしゃっていた方なので、ひとり会派だからできないという『言い訳』の壁を飛び越えてくれることを期待した方も多かったと思うが、そういう意味で残念」と締めくくりました。

「政策中心の選挙戦を有権者に示す」中川暢三氏、次の立候補先をどう見据えている?

続いては、最近SNSで兵庫県姫路市に関する投稿が増えている中川暢三氏についてです。

畠山氏は、中川氏がSNSで全国の地方自治に言及することが多く、最近のSNS投稿は「姫路市長選挙が近いということもあるのでは」と推察します。

畠山氏は、中川氏が実際に兵庫県加西市で市長を務めた経験と政策立案の能力があることに触れ、選挙戦で主張する政策もいろいろな自治体に汎用性のあるものが多いことを指摘。その上で、中川氏のFacebookでの最新投稿に、来年行われる加西市長選挙をはじめ、姫路、明石、小野、芦屋などへの立候補要請を市民から個々に受けているとあったことを紹介、「声がかかっているのは事実だと思う」とにらみます。

中川氏がSNSで自身の資金や活動力への不安を示す一方、これまで、声がかかると話を聞きに行き、その市に合わせた政策を訴えてきた真の動機は、政策で戦う選挙戦を市民に示すことで有権者の投票行動を促すことにあると指摘する畠山氏。「中川さんに立候補してほしい人はもう一押しじゃないかと思う」と展望しました。

「スーパークレイジー君」西本誠氏は宮崎県知事選挙に立候補?

続いては、この春日大に入学し、政治経済学科で学んでいる「スーパークレイジー君」こと西本誠氏についてです。11月1日の日刊スポーツに、任期満了に伴う今年12月8日告示、12月25日に投開票が行われる宮崎県知事選挙に立候補する意向を固めたことが判明、近日中に正式に立候補を公表する予定であることが掲載されました。

スーパークレイジー君は宮崎県出身。今年の3月に埼玉県戸田市長選に立候補したものの落選、参議院選挙には出馬せず、地元宮崎で統一地方選挙に向け活動したいと語っており、ちょくちょく宮崎にも足を運んでいたという情報が畠山氏から明かされました。

今回の宮崎県知事選は、すでに現職の河野俊嗣氏、元職である東国原英夫氏、元参議院議員で〝さくらパパ〟こと横峯良郎氏が立候補を表明しており、ここにスーパークレイジー君が加わるという構図になります。

千葉「キャラが濃すぎますね」

MC鈴木「今年の参院選も含め今年イチ濃い選挙」

畠山氏「大忘年会じゃないけど総決算というか」

畠山氏は、東国原氏がはじめて県知事になった時も取材に行っており、「東国原さんが今回出馬するということをおっしゃった時、これは見に行かなければいけないなと思った」と、今回十数年ぶりに宮崎を訪れることを決意されました。

後藤輝樹氏、スマイル党・込山洋氏の今は……?

前回の参院選で東京選挙区から立候補した後藤輝樹氏は、現在長野県茅野市にお住まいです。畠山氏は、「前回の選挙で後藤さんに取材拒否をされてしまったが、動向はSNSでチェックしている」と述べ、来年の茅野市議選に立候補表明をしていることを伝えました。

また、マック赤坂氏の後継者であるスマイル党の込山洋氏が、ハロウィンの日に渋谷でスーパーマンのコスプレで「ゴミを捨てないでください」と活動していたことを明かしました。

長年込山氏への取材を続け、深く話す機会もある畠山氏は、込山氏が新聞取材で来年の渋谷区長選挙には出馬しないとの意向を述べたことに驚きつつ、「込山さんはすごく真面目な方。出るといったら撤回できず、これまで有言実行されてきたので、熟慮されているのだと思う」と心中を察しました。その上で、込山氏が「街をきれいにしよう」「みんなが幸せになる社会にしたい」という思いを継続して持っており、人前に立って主張していることから、「きっと出てくださるのではないかなあと思って期待している」と語りました。

動画本編はこちら!

畠山氏が語る、統一地方選へ動き出す?あの無頼系候補者たちは今

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