世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点が次々と発覚し、事実上更迭された山際大志郎前経済再生担当相(衆院神奈川18区)が自民党の新型コロナウイルス等感染症対策本部長に就任したことを巡り、4日の国会審議などでは、山際氏を起用したことに対する批判の声が相次いだ。
山際氏の本部長就任は10月28日付。党のコロナ対策の司令塔として、社会経済活動を維持しながら新型コロナ対策を図る「ウィズコロナ」の推進に取り組むとしているが、24日の辞任からわずか4日しかたっておらず、11月4日の衆院厚生労働委員会では立憲民主党の小川淳也氏が「旧統一教会との関連の説明も不十分だ。(自民党内で)甘い人事が行われている」と指摘。自民党総裁の岸田文雄首相は「人物の経歴や経験を踏まえて総合的に判断した」と釈明に追われた。