「けあらし」「紅葉」…晩秋の北海道で見られる"絶景"…今だけの幻想的な気象状況

秋が深まり、北海道では様々な美しい景色が広がっています。

夜明けの函館には「けあらし」

夜明けの函館は、海が黄金色に染まり、海から霧がたちこめる「けあらし」が現れ、とても幻想的な光景となりました。

「けあらし」は、実はお風呂の湯気と同じメカニズムで発生します。
晩秋に気温が4℃を下回ると、海にまだ暖かさが残った状態で水面が冷たい空気に冷やされ、発生しやすくなります。

札幌では紅葉が見ごろ

札幌では、街中の紅葉も美しさを増しています。

「中島公園」では、池に紅葉がうつりこみ、赤・橙・黄色のグラデーションがきれいです。春のサクラも美しいですが、秋の紅葉も風情がありますね。

歴史的建造物でもある「サッポロファクトリーレンガ館」では、ツタ紅葉がピークです。

ツタは約30年前に植えられ年々成長しているので、去年よりも、おととしよりも見ごたえがあるかもしれません。

「永山記念公園」でも木々の色づきが進み、"自然の芸術の秋"を堪能できます。

これからますます美しくなりそうなスポットですが、緑の葉がある今の時期も、コントラストがとってもきれいですね。

イチョウ黄葉の名所である「北海道大学」は、写真を撮る学生や市民、観光客でにぎわっています。

10月29日(土)・30日(日)には「北大金葉祭」が開催され、夜はライトアップも行われました。

そのほか、円山公園、農試公園、真駒内公園なども見ごろを迎えています。

秋晴れの日に、紅葉狩りを楽しんでおきたいですね。

*みんテレお天気コーナー10月27日OAのものです

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