大塩勇斗が全日本ライフル射撃で初優勝 福井県出身の明治大学主将、3姿勢自己新マーク

男子50メートルライフル3姿勢60発で初優勝した大塩勇斗=11月4日、埼玉県長瀞射撃場

 ライフル射撃の全日本選手権兼全日本選抜大会は11月4日、埼玉県長瀞射撃場で行われ、男子50メートルライフル3姿勢60発で福井県勢の大塩勇斗(福井市出身、明治大学)が自己新記録となる453.3点で初優勝した。

 大塩は60発で行う予選を581点の3位で通過。45発で競った決勝は膝射153.6点、伏射では155.3点と安定した記録で首位に立った。立射は144.4点を記録し、トップの座を守りきり、頂点に立った。

 大塩は「レベルの高い選手の中でまさか自分が優勝できるとは思わなかった。優勝トロフィーを持っても自分のものなのか実感が湧かない」と話した。

 大塩は福井市松本小学校卒業後、日本オリンピック委員会(JOC)の「エリートアカデミー」のライフル射撃第1期生として中学・高校年代を東京で英才教育を受け、現在は明治大学射撃部で主将を務める。

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