住宅用火災警報器の点検を呼びかける「イイ(11)テン(10)ケンの日」(10日)にちなみ、岡山県内の全14消防本部は初の合同キャンペーンを展開している。5日は井原地区消防組合が、管内の井原市と矢掛町で啓発活動を行った。
矢掛町のスーパーでは、同消防組合職員や地元の女性防火クラブ員ら14人が参加。「設置から10年を目安に交換を」と買い物客らに声をかけながら、部品の寿命で火災を検知しなくなるケースがあることなどを記したチラシやティッシュ約300セットを配った。
多賀重治予防課長は「音声と光で火災を知らせるタイプなど、高性能化している。交換時に導入を検討してほしい」と話した。
イイテンケンの日は、岡山市消防局が設定。2011年の設置完全義務化から10年以上がたち、多くの家庭で交換時期を迎えているため、合同キャンペーンを企画。県内各地で10日まで実施する。