現役引退を決断したバルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケ。カンプ・ノウで現役ラストマッチとなるアルメリア戦を戦った。
息子たちとともにピッチに入場したピケは82分までプレー。全選手とハグを交わしてベンチに下がる際には、今季最高となる92.605人が駆けつけたスタンドからスタンディングオベーションが送られた。
思わず感極まったピケは試合後のスピーチでも涙。チームメイトたちから胴上げされるシーンも。
ジェラール・ピケ
「まずはありがとうを言いたい。そうしないと忘れてしまうからね。
チームメイト、スタッフ、ドクター、フィジオ、ジムの人達、施設、首脳陣。
時に人生では愛するということは手放すということ。
バルサと自分にはたくさんの愛があるが、互いに距離を置くべき時がきた。
(とはいえ)将来、自分はまたここに戻ってくる。これはお別れではない。
祖父は生まれた時に僕をバルサの会員にした。僕はここで生まれ、ここで死ぬんだ。
Visca el Barça!(バルサ万歳)」
ピケはユニフォームのエンブレムにキスをすると、チームメイトたちが作った花道を通って退場。
ただ、その後にほぼ無人となったスタジアムに息子2人と一緒に戻ると、最後の別れを惜しむように時間を過ごしていたそう。