西~東日本は小春日和続く 8日(火)442年ぶり天体ショーは観察できる所多い見通し

 きょう6日(日)午後は西~東日本は秋晴れの所が多く、日ざしが暖かい見通し。あす7日(月)以降も西~東日本では小春日和の続く所が多い見込み。あさって8日(火)夜は442年ぶりに皆既月食と惑星食が同時に起こるが、観察できる所が多くなりそうだ。

新潟県や北日本では急な雨や雷雨に注意

 きょう6日(日)も西日本から関東では秋晴れが広がり、行楽や洗濯日和が続きそう。新潟県や北日本でも晴れ間はあるものの、強い寒気の影響で雨や雷雨になるおそれがある。北海道日本海側の標高の高い所では雪が降る見通しのため、車の運転に注意が必要だ。
 晴れる所では日ざしが暖かく、東海から西は20℃以上の所が多い見込み。昼間は長袖1枚でも過ごせそう。新潟県や北日本は日本海側を中心に太陽が雲に隠れがちで、冷たい風が強めに吹くため昼間も上着やコートはあった方がいいだろう。

立冬過ぎても昼間は暖かい日が多い

月食中の月の位置 8日(火)東京の星空 出典=国立天文台HP

 あす7日(月)は立冬(りっとう)で、暦の上では冬が始まる。強い寒気の影響が続く北陸や北日本の日本海側では天気は変わりやすく、くもりや雨の日が多い見通し。
 一方、西日本から北日本の太平洋側では晴れて空気は乾燥する所が多くなりそう。国立天文台によると、あさって8日(火)夜は442年ぶりに皆既月食と惑星食が同時に起こるが、太平洋側を中心に晴れて天体ショーを観察できる所が多い見込みだ。

 朝晩はこの時季らしくヒンヤリするが、昼間は平年より暖かい日が多い予想。西日本や東日本の最高気温は20℃以上の所が多く、小春日和が続きそうだ。鹿児島では10日(木)から12日(土)にかけて25℃と夏日になる見通し。立冬を過ぎても、まだまだ汗ばんでしまいそう。
 1日の中で寒暖差が大きくなるため、体調管理に気をつけて過ごしたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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