高校サッカーの第101回全国選手権福井県大会は11月6日、坂井市のテクノポート福井スタジアムで決勝を行った。丸岡が3-2で啓新を破り5連覇、33度目の全国選手権出場を決めた。
丸岡は正確なパス回しとセカンドボールを回収する機敏さで主導権を握り、攻め立てた。前半28分、FW中川優斗のシュートを相手GKがはじいたところをFW小関晴人が蹴り込み先制。前半アディショナルタイムにはMF徳山港音が追加点を奪い2点リードで折り返した。後半に啓新の攻勢に遭い同点に追い付かれたが試合終了間際、ロングカウンターで右サイドを駆け上がった小関が角度のない位置から突き刺し、劇的な勝ち越しゴールを決めた。
啓新は後半に攻勢を強め2点を追い付く気迫を見せた。後半3分に中盤からのフリーキックをゴール前でFW江並風眞がつなぎ、FW宮地幹のシュートで1点差に。33分に右サイドの崩しから江並がこぼれ球を押し込み同点とした。逆転を狙って攻め込んだが、ラストプレーで丸岡の鋭いカウンターを喫して力尽きた。
全国選手権は12月28日、東京・国立競技場で開幕し関東一円で1月9日まで行われる。