徳川家康生誕480年で美術展 日光東照宮

じっくり作品を眺める来場者ら

 【日光】日光東照宮の客殿大広間などで9日まで、徳川家康(とくがわいえやす)生誕480年を記念した美術展「芸術の虎」が開かれている。

 東照宮と芸文協会(東京都)が主催。東日本大震災からの復興をテーマに2013年から開いている美術展に、今回は家康生誕480年祝福の意も込めた。

 芸術家として国内外で活躍する同協会の会員202人が1点ずつ出品し、会場には絵画や水墨画、書、ガラス工芸など多様な作品が並んでいる。初めての試みとして、来場者が古紙を貼って大きな虎の字を完成させる合同制作も行われている。

 同協会広報部の山口寿子(やまぐちひさこ)部長(47)は「思い思いの作品が展示されている。元気や運気をもらえる作品に出会いに来てください」と来場を呼びかけた。

 入場無料。午前10時~午後4時(入場は3時半まで)。

作品を鑑賞する来場者ら

© 株式会社下野新聞社