赤木幹事長を除籍処分 立民長崎県連 後任に山谷氏

 立憲民主党県連は6日、長崎市内で緊急の常任幹事会を開き、幹事長の赤木幸仁県議(37)=長崎市区=が提出していた離党届を受理せず、同日付で除籍処分にした。新幹事長に、副幹事長の山谷好弘長崎市議(55)が就いた。
 県連によると、除籍は最も厳しい処分。山田朋子代表は理由について、統一地方選が来春に迫る中、支持母体の連合長崎からの県議選への推薦が決まっていた幹事長が離党することで、「県連と統一地方選の他の候補者に著しく損害を与えた」と説明した。今後、党本部に報告する。
 幹事会は13人が出席し、非公開。山田代表によると処分に異論は出なかった。県議選長崎市区への党公認候補擁立も模索する。
 赤木氏は県議選は無所属で立候補する予定。今後、政治家を目指す若手らと長崎をより良くするためのグループをつくるという。「(立民県連と)お互いに高め合う政治ができれば」と話した。

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