「冬が来るんだなと思います」立冬の風物詩 松の“コモ巻”作業 旧東海道で210本が冬支度ー静岡・三島市

11月7日は暦の上で冬が始まる「立冬」です。静岡県三島市では毎年恒例のコモ巻きが行なわれ、旧東海道の松並木が冬支度を整えました。

旧東海道の箱根松並木のコモ巻きは、毎年、立冬の日に見られる風物詩で2022年で53回目です。12月7日朝は、三島市の造園業者約10人が210本ほどの松に手際よくコモを巻いていきました。

コモ巻きは、冬の間に虫たちが枯れ葉の中などで過ごす習性を利用して害虫を駆除する方法です。冬を越した2023年3月に取り外し土に埋めます。

<三島環境緑化研究会 加々見勝八郎会長>

「これから冬が来るんだなと思います。松の数が減らないように一生懸命頑張っていきたい」

11月7日朝の三島市の最低気温は8.7度で、平年を1.2度下回るなかでの作業となりました。

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