神奈川・大和市長パワハラ問題 市議会特別委が最終報告 市長の問責決議へ

最終報告案を取りまとめた大和市議会の調査特別委員会

 大和市副市長を昨年4月に辞職した金子勝氏(65)が大木哲市長(74)による職員へのパワーハラスメント的言動があったと告発したことを巡り、大和市議会の調査特別委員会(井上貢委員長)は7日、最終報告案をまとめ、12月定例会で大木市長に対して問責決議案を提案することを決めた。トップへの問責決議は、同市では確認できる1992年度以降で初めて。法的拘束力はないが、全会一致で可決される見通し。

 21回目となったこの日の調査特別委で最終報告案が了承された。大木市長と井上昇副市長(74)のパワハラ傾向を推認した中間報告に、金子氏への2度目の参考人招致でのやりとりや、ハラスメント行為を禁止する条例策定などの取り組み状況を追加した。

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