変わらぬ目標再確認 上越市立稲田小創立150周年 記念式典などで祝う

 上越市立稲田小(茂木徹校長、児童332人)は7日、創立150周年記念式典を行った。長い歴史を振り返り、変わらない学校の目標を再確認し、将来に向かう節目とした。

式典であいさつする茂木校長

 同校は明治6年創立、同34年に現在地に移り、8000人以上の卒業生を送り出している。茂木校長は「時間が過ぎても『人の役に立てる子』という教育目標は変わらない。節目の時に在校していることを誇りに思い、未来に向けて明るい学校を一緒につくりたい」とあいさつした。
 式では開校時の入学者名簿や100周年の式典などがスライドで紹介された。また、牛乳パック灯籠で校内や学校を照らす「未来に灯(とも)す稲田のあかり」や、おむすび折り紙でギネス世界記録達成など150周年の記念事業の様子も上映された。
 6年の大谷久人君は児童を代表して「ギネス記録達成を通して協力することの大切さと、地域の力の強さを学んだ。さらなる未来を築く一員として、感謝の気持ちを持って自ら考え行動したい」と話した。

ギネス世界記録となったおむすび折り紙が貼られたステージで演奏する佐藤ひらりさん

 式典終了後は東京パラリンピックで国歌を独唱したシンガー・ソングライター、佐藤ひらりさんの記念公演が行われた。

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